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映画「フィクサー」 良心の呵責と戦うビジネスマンの物語

2009/07/23 18:36




ジョージ・クルーニー 主演の映画「フィクサー」のDVDを見ました。

フィクサー=もみ消し屋を主人公にしたサスペンスエンターテインメントです。

しかし、この映画のタイトルからイメージする内容が、実際には逆なので、前半、意味がよくわからず戸惑いました。

フィクサーというタイトルからダーティーな裏家業の映画だと思っていたからです。

実際は、ビジネス裏側と良心の狭間に生きる男の葛藤の物語です。

また、営利主義的なビジネスの現場でくエリート達の善悪判断基準がずれて行く過程なども描かれてます。

これは実際のビジネス社会ではよく起こる事です。

利益を優先的なビジネス環境の中で、悪が日常になって麻痺していく過程において、

良心の呵責に耐えられなくなった人が、反旗を掲げます。

組織は、あらゆる手段を使って問題の発覚を阻止しようとし、その手段が原因で、取り返しのつかない事態が発生する。

そして、この映画では主人公がそういった問題に巻き困れていきます。

私もかつて組織に所属していた頃は、同じような問題に悩み、辛い経験を何度もし、結局、組織からはみ出した者ですので、主人公の心の葛藤にとても感情移入できました。

正義を守れば、同時に職や金を失うと同じことになる・・・。

さらに同じ職場の仲間も職を失うことになる・・・。

職を守れば、良心の呵責に耐えながら自分を誤魔化して生きなければならなくなる・・・。

このような状況の中、あなたならどのような選択をしますか?

ラスト、マイケル(ジョージ・クルーニー)の選択、そして表情や行動が、辛さを表しています。

ラストシーンが特によく出来ていて、あの最後の行動はとても感情が伝わりました。

結果的に私としては、とても面白い映画だと思いました。

しかし、この映画のような営利主義的で善悪が曖昧になったダーティーなビジネス環境(営業職などはバブルの頃はどこもそんな感じだった)を経験された事が無い人には、たぶん、この映画は、面白くないんじゃないかと思います。

この映画の見所は、ジョージ・クルーニー 微妙な気持ちまで伝わるリアリティ溢れる演技だからです。

これは完全にビジネスマンで大人向けの映画だと思いました。

映画のキャッチはサスペンスエンターテインメントとなっていましたが、そのよなイメージで見ると肩透かしを食らうとおもいます。

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内容紹介
ジョージ・クルーニー【主演・製作総指揮】×トニー・ギルロイ【監督・脚本】が仕掛けるサスペンスエンタテインメント!! 男(フィクサー=もみ消し屋)は、完璧に罪を消せるはずだった・・・。 巨大農薬会社の3000億円訴訟をめぐる恐るべき陰謀、壮絶な駆け引き・・・ 『ボーン・アイデンティティー』シリーズの人気脚本家トニー・ギルロイ【監督・脚本】×『オーシャンズ13』のスティーヴン・ソダーバーグ【製作総指揮】×『ザ・ファーム/法律事務所』のシドニー・ポラック【製作・出演】らハリウッド最高峰のスタッフが集結!!!
STORY 全米を騒然とさせた3000億円にのぼる薬害訴訟。被告の巨大農薬会社有利のうちに訴訟が解決されようとしていた正にそのとき、農薬会社の弁護を担当するNY最大の法律事務所の弁護士が、全てを覆す”秘密”を握ってしまう。彼は良心の呵責に苛まれて、事実の暴露を決意。この動きを察知した事務所は、「フィクサー」=マイケル・クレイトンに”もみ消し”を依頼する。いつものように活動を開始したマイケルは、数日後に暴露を目論んだ弁護士の死亡を知る。その不審な死の真相を追究していくうち、次第に彼は企業の隠蔽工作にとどまらぬ、予想をはるかに超えた巨大な陰謀に自らが巻き込まれていくことに気づく・・・・・。


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